古道具と古本

先週、気晴らしに大江戸骨董市に行って宮脇モダンさんのブースで少し購入。古道具は色の褪せ、傷などの古色を愛でるものだと思いますが、古本の場合は、古いものであってもより新品に近い方が好まれるのは、昔からでしょうか。といっても道具も本も物によりけりか。先日、お客様から譲っていただいたちょっと前の雑誌リビングデザインをぱらぱら見ていたら、立花文穂氏が学生時代に鞄に入れて持ち歩いていたというボロボロの大竹伸朗『倫敦/香港』が紹介されていて、リセールバリューに神経質な個人オークション全盛時代に見ると、色気があってまぶしいばかりです。
さて、本日アップした『土門拳 ヒロシマ』は箱がかなり汚れていますが、なかなかない汚れ具合で、個人的にとても気に入ってたものです。

残暑お見舞い申し上げます。