ゴールドベルク変奏曲


会期中は羽原氏選曲の音楽を流しています。会場で配布してる冊子にはリストが掲載されています。『ゴールドベルク変奏曲』の様々なヴァリエーション...

氏のゴールドベルクへの思いは『構造の芸術』p232「バッハ『ゴールドベルク変奏曲』への偏執と偏愛 | 後書きに加えて……」をお読みいただくとして、流れている音楽を聞きながら、『構造の芸術』や『本へ!』を読んでいると、心理的に著者と重なっていくような気がして、感極まるものがあります。

美しい構造とその設計はほとんどが, 数学的思考の精密と透明, 科学的構成の厳密な造形によって, 瑞瑞しい音楽のような, 英気と敬愛を与えてくれる. その形態を, ある主観の角度から眺望し精察, 触知する時, 私の精神は段段と緊張して来る. その感動は, 純粋なり, そして振幅拡張しながら全身に響く……! (『構造の芸術』ジャケットより)

さて、会場ではオブジェ(残り1点)や版画、『妙心寺 東海庵方丈南庭』(残り2部)や1975-1984年の雑誌『SD』誌面レイアウトを分析した『羽原肅郎のデザイン思考と構成展』(残り1部)なども販売もしています。売切御免。


■羽原肅郎 三原色とオブジェ 10.11→ 11.6
詳細はこちら。


■■カレンダー2011 羽原肅郎コレクション
しつこいですが、カレンダーもお忘れなく!